肋骨に沿っている神経を肋間神経と呼びますが、この肋間神経が痛む症状を肋間神経痛といいます。 原因によって痛み方は違い、「急に電気が走るような痛み」や「ジクジクとした持続する痛み」などがあり、痛みの起こる場所は背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根まで痛みを感じることがあります。特徴的なのは、上半身の右側か左側のみに起こり、特殊な場合を除いて左右両側に起こることはありません。

原因はさまざまで解明されていないものもありますが、明らかに原因がある場合を『症候性肋間神経痛』、明らかな原因がない場合を『特発性肋間神経痛』といいます。

症候性肋間神経痛の原因は、➀変形性脊椎症➁胸椎椎間板ヘルニア➂脊椎腫瘍など脊椎に原因があるもの➃肋骨骨折や肋骨の腫瘍が原因となるものがあります。

これらが原因の場合は身体を動かした時、特に上半身を前後に曲げたり、左右に曲げたり廻したりすると痛みを強く感じることがあり、時には「息ができないほど痛い」こともあります。

肋間神経痛を治療しないまま放置すると、身体を動かした時や、寝返り動作、咳をした時など些細な事で息が止まる程の痛みが出てしまう事があります。また、痛みによって日常の動作が制限され、十分な休息・睡眠が取れなくなり、食欲が起こらなくなってしまうほか、痛み自体がストレスとなり生活の質が大きく低下してしまいます。

いしばし整骨院は『根本改善』を目的とした施術を提供しております。その為、視診・触診、解剖学的理論に基づく検査を始めとする『問診』を大切にしております。

肋間神経痛の場合、多くの方が脊椎や骨盤の歪みが原因で症状を引き起こしています。

骨格を正しい位置に戻す為、どの筋肉が作用し神経痛を起こしているか検査し、原因となる筋肉にアプローチを掛けていきます。また、肋間神経痛が強い方には、神経の興奮を抑える『ハイボルト治療』や、自律神経系の調整を行う『脊髄通電法』を行っております。